ソース:https://www.ecdc.europa.eu/en/publications-data/covid-19-pandemic-after-action-review-schools-sweden

4 Oct 2023

この事後レビュー(AAR:after-action review)は、SARS-CoV-2 (COVID-19)のパンデミックに対応し2020年11月から2021年4月の間(フォーカス期間)の「スウェーデンの遠隔教育に関する助言作成プロセスのエビデンスの活用」について調査する。

エグゼクティブサマリー
この事後レビューのケーススタディアプローチにより、重要な助言が関連組織にどのように行き渡るか、同様に新しいエビデンスの観点から時間経過とともにどのように変化するかについて詳細に調査することが可能となった。事後レビューに関するECDCのベストプラクティスから着想を得た今回の事後レビューからわかったことは、次の3つの主要な質問を中心に構成されている。

● 何が起こり、誰が関与したか?
● 助言作成プロセスに影響を与えたものは何か、またなぜそのようになったのか?
● 変更すべきことは何か、またどのように実施できるか?

エビデンスがどのように作成されたかの技術的側面を特定することに加えて、助言作成プロセスに影響を与える外部からの圧力、非公式の慣行、およびネットワーク(機関内および機関間の両方)を認識することも重要である。事後レビューに収集されたデータは、主要な利害関係者(スウェーデン公衆衛生局(PHAS:Public Health Agency of Sweden)によって特定された)との2日間の協議プロセスと、ワークショップ週とその翌週の期間中の半構造のインタビューで構成された。

選ばれた期間中の遠隔教育への助言作成プロセスは、国の疫学的エビデンスおよび他の分類のエビデンスに基づいた。これには学校介入が保健結果に与える影響や、生徒、学校、学校組織、教師、家族、そして社会経済的継続性について、社会と健康に与えるより広範な影響の全体論的な検討が含まれた。

スウェーデン公衆衛生局は学校関連の助言を開発する際に、さまざまな専門知識を持つスタッフを加えた献身的な学校グループを設立した。学校グループは多くの利害関係者、また特にスウェーデン国立教育庁であるSkolverketと緊密に協力した。

レビュー参加者は、ワークショップと事後レビューチームへのインタビューを通じて、本プロセスで使用された具体的な好事例(good practices)を特定し、助言作成プロセス中に上手くいったことと上手くいかなかったことに基づく学習によるいくつかの教訓を発展させた。
参加者によって特定された主な好事例は次の通りである。

● さまざまな専門知識を持つ1つの包括的な国家公衆衛生機関を持つこと;
● 保健機関と教育機関および省庁の間に水平的かつ「対角線上の」関係を構築すること;
● 分析と助言のための指針を明確にし、一貫して使用すること;
● 学校介入のエビデンスとその結果に関するアクセス可能で継続的に更新される包括的な技術レポートを作成することである。

参加者によって指摘された「将来に向けての助言作成を準備する際に学んだ教訓」の例には次のものが含まれる:

● 全体論的な衛生の観点から推奨される行動の理由、論理、エビデンスを明確に伝えること;
● 特定の行動をとることができない理由についてコミュニケーションをとること;
● 機関間の調整を行うこと;
● 最も必要なときにデータを収集し、重複した作業を避けるために共有すること;
● 多角的な視点を考慮する幅広い公衆衛生研究を実施すること;
● 子供を含む影響を受ける利害関係者に耳を傾けること。

ダウンロード
https://www.ecdc.europa.eu/sites/default/files/documents/covid-19-swedish-advice-making-process-schools-2020-2021.pdf

本概要はここまで■

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