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ソース:https://www.cdc.gov/rsv/about/symptoms.html
Last Reviewed: October 24, 2022
症状とケア
症状
RSウイルス(RSV:respiratory syncytial virus)に感染すると、通常感染後4~6日で症状が現れます。RSウイルス感染症の症状には以下のようなものがあります。
● 鼻水
● 食欲低下
● 咳
● くしゃみ
● 熱
● 喘鳴
これらの症状は通常段階的に現れ、全てが一度に現れるわけではありません。非常に幼い乳児の場合、興奮性、活動低下、呼吸困難といった症状だけの場合もあります。
2歳までにほぼ全ての子どもがRSウイルスに感染します。
[ あなた自身やお子さんに呼吸困難が見られたり、水分が十分に摂れない場合、あるいは症状が悪化した場合は、医療機関に連絡してください。]
ケア
ほとんどの場合、RSウイルス感染症は、1~2週間で自然に治ります。
RSウイルス感染症に対する特別な治療法はありませんが、ワクチンや抗ウイルス薬(ウイルスと戦う薬)開発のための研究が行われています。
症状を緩和するための措置をとりましょう
アセトアミノフェンやイブプロフェンなどの市販の解熱剤や鎮痛剤で発熱と痛みを抑えます。(子供には絶対にアスピリンを与えないでください。)
十分な水分を摂取してください。RSウイルスに感染している人は、脱水(体液の損失)を防ぐために十分な水分を摂取することが重要です。
子供に市販の風邪薬を与える時は、事前にかかりつけの医療機関に相談してください。一部の医薬品には子供にとって適切でない成分が含まれています。
RSウイルスはさらに深刻な健康問題を引き起こす可能性があります
RSウイルスはまた、細気管支炎(肺の抹消気道の炎症)や肺炎(肺の感染症)といった深刻な感染症を引き起こす可能性があり、1歳未満の小児では、細気管支炎や肺炎の最も一般的な原因となっています。
健常な成人や乳児がRSウイルスに感染しても、通常入院する必要はありません。しかし高齢者や生後6か月未満の乳児が感染して呼吸困難や脱水症状を起こした場合、入院が必要になることもあります。最も重篤なケースでは、酸素吸入や点滴(十分に飲んだり食べたりできない場合)、または挿管(口から気道へ呼吸管を挿入)して人工呼吸器(人が呼吸するのを助ける機械)を使用する場合もあります。ほとんどの場合、入院期間は数日です。
更に詳しい内容は https://www.cdc.gov/rsv/high-risk/index.html を御覧ください。■