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ソース:https://echa.europa.eu/-/echa-checked-over-20-of-reach-registration-dossiers-for-compliance-1
ECHA/NR/24/06

2009年以来、ECHA(European Chemicals Agency:EU化学品庁)は約15,000件の登録を評価してきた。この確認により、企業が化学物質の危険性に関する信頼できる情報を提供し、EUにおける化学物質の安全性を支えていることが確保される。

ヘルシンキ、2024年2月27日 ー 欧州化学物質庁(ECHA)は、2009年から2023年にかけて、完全な登録の21%に相当する約15,000件の登録の規制適合性確認を行った。ECHAは2019年に5%から20%に引き上げられた文書評価の法的目標を達成した一方、年間100トン以上の量で登録された物質についてはそのうちの約30%について適合性を確認した。

2023年当局は、301件の規制適合性確認を行い、1,750件以上の登録を対象としまた274の個別物質に取り組んだ。これらの確認は、データギャップの可能性のある登録文書に焦点を当て物質の安全性データの強化を目的とした。その結果、採択された251件の決定書が企業に送られ、化学物質が人間の健康や環境に与える長期的な影響を明らかにするための追加データを要求した。

今後ECHAは企業に送られた要求のフォローアップにさらに重点を置くことになる。フォローアップ評価プロセスにおいて政府機関は受信した情報の規制適合性を評価する。入ってくるデータ結果は加盟国および欧州委員会と共有され物質の優先順位付けが可能になる。 ECHAは不適合書類施行について加盟国と緊密に連携する。

ECHAにとって登録文書の規制適合性は今後数年間の優先事項であり続ける。今年、当庁はREACH登録規制適合性の向上を目的とした共同評価行動計画のインパクトを再調査し、利害関係者と協力して取り組むべき新たな優先分野を策定する予定である。統合規制戦略に関するECHAの3月のワークショップでは、この作業についてのさらなる情報を提供する予定である。

物質評価
2023年、ECHAはEU加盟国が作成した6つの物質評価決定書も採択し、潜在的懸念物質の安全性評価を目的とするさらなる情報を要求した。

共同評価行動計画
2019年、ECHAと欧州委員会は、REACH登録の規制適合性の向上を目的とする共同計画を決定した。これで活動計画は完了した。化学物質の安全性データの規制適合性をさらに改善するための次ステップについて委員会、加盟国、業界と協議中である。

さらに詳しい情報
・評価の進捗状況
・ 2023年に評価・要請された物質一覧【XLSX】
・共同評価行動計画

概要はここまで■