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ソース:https://www.ecdc.europa.eu/en/news-events/ecdc-issues-recommendations-strengthening-emergency-and-pandemic-preparedness-planning

News story
20 Mar 2024

ECDC(European Centre for Disease Prevention and Control)は本日発表した報告書の中で、EU/EEAの公衆衛生・社会対策(PHSM:Public Health and Social Measures)策定・実施の準備計画へ情報を提供するための主要な戦略的および運用上の考慮事項を概説している。

PHSMとは、感染症の蔓延を鎮めるために地域社会で実施される非医薬品対策のことを言う。これらは、COVID-19パンデミックの初期段階、特にワクチンを含む医学的対策が広く利用可能になる前の主要な公衆衛生上の対応を占めていた。PHSMは将来のパンデミックで病気の伝染を低減し健康への悪影響を軽減するために再び頼りにされるかもしれない。

「PHSMは、将来のパンデミックの初期段階で再び頼りになる可能性がある。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックから教訓を学び続け、将来の健康上の緊急事態やパンデミックの際の意思決定と行動に情報提供する形で、これらをパンデミックに対する準備計画に統合することが極めて重要である」と、ECDCの緊急事態への準備と対応の主席専門家であるジョナサン・スークは述べている。

このレポートでは次の5つの領域にわたって推奨事項を提供している。
🔵PHSMを医療安全保障ガバナンスの展望に組み込むこと。展望とは、国の医療制度を監督・管理するための工程、仕組み、制度;
🔵PHSMの実施の監視と評価;
🔵PHSMのより広範な社会的および公衆衛生的影響の評価;
🔵地域活動を通じた信頼の構築と効果的なコミュニケーションの確保;
🔵意思決定における多くの専門分野にわたる調整の強化;

このガイダンスは、2022年6月と2023 年5月にECDCが調整した2回の専門家協議の結果に基づいており、複数の教訓から得られた演習やECDC および世界保健機関(WHO)の関連文書を活用している。対象読者には、保健省、各国の公衆衛生当局、パンデミックに対する準備計画や感染症対策を担当する機関の専門家や意思決定者が含まれる。

概要はここまで■