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ソース:https://www.ecdc.europa.eu/en/news-events/ema-publishes-reflection-paper-creutzfeldt-jakob-disease-and-plasma-derived-and-urine
出典:欧州疾病予防管理センター(ECDC :European Centre for Disease Prevention and Control)

31 May 2024

2024年5月31日、欧州医薬品庁(EMA:European Medicines Agency)は、クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD:Creutzfeldt-Jakob disease)および血漿由来および尿由来の医薬品に関する欧州医薬品委員会(CHMP)のリフレクションペーパーを発表した。

このリフレクションペーパーでは、1980年初頭から1996年末までに英国で累積1年以上過ごしたドナー(提供者)が変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)のリスクを理由に分画用血漿提供から除外されるべきであるという勧告がなされているが、もはや必要ではない。

この決定は、vCJD症例の減少と症例の新たな波の不在および製造中のプリオン減少など、血漿由来医薬品に特有のリスクが低減している要因に基づいている。

2023年1月、欧州疾病予防管理センター(ECDC :European Centre for Disease Prevention and Control)は、輸血用の血液と血漿に焦点を当てたガイダンス「輸血用の血液および血漿に焦点を当てた、一時的に英国に居住または英国を訪問した血液および血漿のドナー(提供者)のvCJD」を発表した。このガイダンスでECDCは、輸血によるvCJDの伝播リスクが非常に低いというモデリング研究の結論に同意し、各国が輸血によるvCJDの伝播の地域リスクを評価し、リスクと国内の供給ニーズとのバランスをとることを推奨している。

両機関は引き続き緊密に連携し、効果的なリスク管理を支援し、欧州国民の安全を確保するためエビデンス(証拠)に基づいたガイダンスをタイムリーに提供する。

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EMA
Meeting highlights from the Committee for Medicinal Products for Human Use (CHMP) 27-30 May 2024 | European Medicines Agency (europa.eu)

欧州医薬品委員会(CHMP)の会議ハイライト 2024 年 5 月 27 ~ 30 日

CHMPは、クロイツフェルト・ヤコブ病および血漿由来医薬品および尿由来医薬品に関するリフレクションペーパーの改訂を採択した

概要はここまで■