ソース:https://www.ecdc.europa.eu/en/news-events/world-field-epidemiology-day-2023-increasing-diversity-equity-and-inclusion
キャンペーン
7 Sep 2023
効果的な保健政策を策定するために必要な情報を意思決定者に提供する際、フィールド疫学者は、住民の健康を守り、世界の健康安全保障の保護と強化に貢献する重要な役割を担っています。今年の世界フィールド疫学デーは、疫学分野における多様性、公平性、包括性の促進に焦点を当てています。
世界フィールド疫学デーは、毎年9月7日に制定され、公衆衛生におけるフィールド疫学者の役割を認識し、フィールド疫学と研究への投資拡大を推奨しています。フィールド疫学者は日々の業務において、公衆衛生上のシグナルを調査して疾病の発生を確認し、症例、接触者、危険因子を特定します。その活動により、エビデンスに基づく知識を前進させ公衆衛生政策や介入を強化します。
欧州疾病予防管理センター(ECDC:European Centre for Disease Prevention and Control)は、欧州連合(EU)およびEEA加盟国を対象とした欧州介入疫学研修プログラム(EPIET:European Programme for Intervention Epidemiology Training)と欧州保健微生物学プログラム(EUPHEM:European Programme on Health Microbiology)、ならびに欧州近隣政策(ENP:European Neighbourhood Policy)パートナー諸国を対象とした地中海・黒海介入疫学研修プログラム(MediPIET:Mediterranean and Black Sea Programme for Intervention Epidemiology Training)の運営を担当しています。
ECDCのフェローシップ・プログラム責任者であるアダム・ロス氏は、2023年のテーマである「フィールド疫学における多様性、公平性、インクルージョンの拡大」について次のように述べました:
“2021年、私たちはECDCフェローシップ・プログラム(EPIET & EUPHEM)と並行してMediPIETプログラムの運営を開始しました。この統合は、多様な地理的・文化的視点を取り入れることで、プログラムに強みと価値をもたらしました。フェローらは、この包括的なアプローチを全面的に採用し、ダイナミックな知識交換と相互学習に導いています。こうした交流は、彼らの多様な職業経験、環境、制度に根ざしています。多様性を重視することは、フィールド疫学の研修において計り知れない可能性を示しており、私たちはその可能性を最大限に活用し始めたばかりです”
世界フィールド疫学デーは保健衛生上の緊急事態、アウトブレイク、パンデミックに備え対応できるより強固で回復力のある保健衛生システムを実現するために、世界中の政策立案者に対し、フィールド疫学者の研究に力を与える仕組みを導入するよう働きかけるプラットフォームとしての役割を果たします。
ECDCフェローへの応募
フィールド疫学または公衆衛生微生物学のキャリアに興味がある方は、今こそECDCフェローシップ・プログラムの次期コホートに応募するチャンスです。2024年秋に開始される2年間の実地研修により、フェローは欧州連合(EU)および欧州経済領域(EEA)全域、またそれ以外の地域でも、感染症の脅威に対する予防、準備、サーベイランス活動、アウトブレイク調査、制圧を支援できるようになります。
応募締切:2023年10月15日です。
応募関係URL:
https://www.ecdc.europa.eu/en/about-ecdc/work-ecdc/call-application-ecdc-fellowship-programme-epiet-and-euphem-paths-eu-track
本概要はここまで■
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