ビジネス活動を科学的に分析するビジネスサイエンス&テクノロジー株式会社

宮崎 香 先生
開催日程

2019年10月30日(水)
12:30~16:30(途中休憩含む)

開催会場

北とぴあ 8F 803 会議室

  • 〒114-8503 東京都北区王子1-11-1
  • 代表電話:03-5390-1100
  • JR京浜東北線 王子駅北口徒歩2分、東京メトロ南北線王子駅5番出口より直結
  • 北とぴあウェブサイト(別ウィンドウで北とぴあのページが開きます)

受講料

29,000円(消費税込)※テキスト付

講 師

講師 :宮崎 香 先生

神奈川県立がんセンター臨床研究所 特任研究員
横浜市立大学 名誉教授

略 歴

1976年大阪大学大学院理学研究科博士課程修了。同年より大阪大学蛋白質研究所・文部技官/助手、1988年より横浜市立大学木原生物学研究所・助教授を経て、1994年より同教授。2013年4月より名誉教授。
1979年〜1981年California大学San Diego校客員研究員。
2002年〜2006年木原生物学研究所所長。

一貫してがんの浸潤・転移のメカニズムの研究を行い、マトリライシン(MMP7)、ラミニン5/332などのタンパク質を見いだし、機能を明らかにしてきた。著書にタンパク質実験ノート(羊土社)、タンパク質実験の進め方(羊土社)、蛋白質・酵素の基礎実験法(南江堂)、分子細胞生物学基礎実験法(南江堂)などがある。

講義内容

タンパク質は物理化学的および生物学的性質において極めて多様であり、その複雑な機能が生命活動を支えています。近年、このように高度な機能をもつタンパク質が、医薬品、診断試薬、分析試薬、工業用品、化粧品、などに利用されています。タンパク質を生産する現場では、高純度、かつ高活性なタンパク質を最も効率よく生産し、安定に供給することが重要な課題となります。また、例え生産をしていなくても、タンパク質を扱う現場では、目的タンパク質に混在する不純物の存在や、精製タンパク質の凝集、沈殿、変性、分解、失活などがしばしば問題となります。しかし、低分子化合物に比べてタンパク質は非常に不安定であり、またその性質はそれぞれの種類によって千差万別であるため、一律に対応することはできません。このため特にタンパク質を扱う方々にとっては、タンパク質の基本的な知識をもち、どのような因子がタンパク質の構造や活性に影響するかを理解しておくことが重要です。

本講座ではこのような観点から、タンパク質取り扱いの経験が比較的浅い担当者を主な対象者として、タンパク質とは一体どのような物質か、また取り扱いにどのような注意が必要なのか、などのタンパク質の基礎知識について学びます。また、抗体や酵素などを例として、タンパク質の精製や活性検定法について学びます。

何事にも慣れない仕事は不安になります。しかし、本講座においてタンパク質の基本的な性質やその取扱いの原理原則を理解することによって、日常のタンパク質業務を正しく、より自信をもって行えること、また予測しないトラブルにも対処できる力を身につけられることを期待します。講師は長年、がんの浸潤・転移機構の研究に従事し、それに関与する多様なタンパク質の研究を行ってきました。時間が許す限り、その実例についても紹介します。


講義プログラム

1. タンパク質の基礎知識
(ア) タンパク質の多様性と生理機能
(イ) タンパク質の化学的構造
(ウ) タンパク質の物理化学的性質
(エ) タンパク質の構造と機能の相関、化学修飾
(オ) タンパク質の凝集、沈殿、変性、失活
(カ) 組換えタンパク質のrefolding
2. タンパク質の基本的な取り扱い法
(ア) タンパク質の定量
(イ) タンパク質の分析:電気泳動法、HPLC、質量分析
(ウ) クロマトグラフィーによるタンパク質の分離精製
(エ) 抗体分子の基本知識、精製法および利用法
(オ) タンパク質の活性測定
(カ) 酵素の基本的な性質と活性測定
(キ) タンパク質製品の品質評価:純度と活性
(ク) タンパク質の修飾、変性および失活の対策、安定保存法
3. 演習と質疑応答
事前質問の回答に対する解説や当日の質問に対する解説を行います。

[参考] がんの悪性増殖を支えるタンパク質分子の研究
講師は長年、がんの浸潤・転移機構を研究してきました。その過程でがんの悪性増殖機構に関与する多様なタンパク質の分離精製、同定、構造と機能の関係などを研究してきました。本講義では、時間が許す限り、いくつかのタンパク質の研究例を紹介することによって、タンパク質の多様性、取り扱いの問題点やポイント、技術的な進歩などを理解していただく予定です。


お申し込みはこちら

New Drug Candidates(NDC)

The Journal provides recent progress in new drug candidates and related R&D topics. Most candidates and related topics are published and submitted recently from worldwide. The sources include the recent major journals, congress, and symposia worldwide. The Journal also provides the most recent findings useful for designing new screening systems and for new mode of action.
more »

『製造/GMP適合問題によって生じる医薬品の供給不足に関するリフレクションペーパー (EMA) 】(ご参考用翻訳版)

(Reflection paper on medicinal product supply shortages caused by manufacturing/Good Manufacturing Practice Compliance problems-WC500135113)

『REACHと化粧品規則のインターフェース(調和)について(ECHA)』(ご参考用翻訳版)

(Interface between REACH and Cosmetics regulations-ECHA-14-FS-04-EN)